WaffleCell v1, v2, WaffleCell VM for Aterm について語ろう
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通常サーバーは目の前ではなく「どこか」に置くものです。「どこか」というのは例えば、データセンター(クラウド)です。結果、サーバーに接続するのはデーターセンターの外からとなります。(データセンターで生活をしている場合は別ですが)ですから通常、外部から接続することになります。
言い換えると(1)で書いたグローバルIP(住所)だけでいつでもどこからでもそのサーバーに接続が可能となります。
一方、そのサーバーを事務所に置く場合はどうでしょうか。この場合は2つのIPが必要で、それぞれを使い分けることになります。
外側からアクセスする場合 xxxxx.wafflecell.com : グローバルIP
内側からアクセスする場合 l.xxxxx.wafflecell.com : ローカルIP
内外からのアクセスによりアクセス先(URL)が変わるのはユーザーが不便なだけではありません。実は各機能(サーバー用のソフトウェア)内部でも混乱が起きます。
最近私がWaffleCellで動くようにしているサーバーソフトの場合、クラウドで動かすことを前提にしています。さらに「専用機」で動かすことを推奨しています。後者については仕方がないことでなんとか解決できるのですが、前者については場合によっては致命的な問題を起こします。一つ例を出します。
テレビ会議の機能があったとします。このテレビ会議へブラウザ経由でアクセスするとします。内部からアクセスする場合は
l.xxxxx.wafflecell.com/video
だとしましょう。もちろん外部からは
xxxxx.wafflecell.com/video
となります。問題がないように思えます。しかし、もしブラウザで読み込んだソースの中で当然のように(!)
xxxxx.wafflecell.com/video/yyy
にアクセスをしているとしましょう。このアクセス先に l. をつけるわけにはいきません。ですからサーバーを設置している事務所内、自宅内からブラウザで l. をつけてこのテレビ会議システムを使おうとしても、 サーバーにアクセスできない場合が多々あるのです。
このケースの場合、システムの根本的なところから修正をしなくてはなりません。
ところがもし自覚や事務所のルーターが Aterm 2600HM4 ならば・・・そもそも事務所内からも l. が必要ないわけですからこの問題は発生しないのです。
ですから世界中のルーターが Aterm 2600 HM4だったとしたら私の仕事は激減するのです。
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