WaffleCell v1, v2, WaffleCell VM for Aterm について語ろう
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WaffleCellの開発を開始した時点で主要機能としてはファイルサーバーとVPNしかありませんでした。今日はそのVPNの話です。
現在(2022年3月)ロシアではSNSへの接続が制限されています。例えばインスタグラムへのアクセスがロシア国内からは遮断されているそうです。そこで自由を求めるロシア人はVPNを利用し、遮断を回避しているという話です。
※ しかしながら「クラウド型VPN」は有名所の殆どが利用不可となっているという情報もあります
ではまずなぜVPNを使うと遮断されているサイトにアクセスできるのかを説明します。
・遮断の方法
ロシアや中国の国内プロバイダはユーザーのFacebookなどへのアクセスを遮断しています。その方法は簡単で、プロバイダから例えばFacebookへのデータの流れを止めるだけです。すなわち以下の経路でFacebookに向かうデータを止めています。ここでグローバルインターネットとは国際間を結ぶ回線です。
PCやスマホ ----- 国内のプロバイダ --xxx-- グローバルインターネット ----- Facebook
・VPN接続のデータの流れ(例:日本にWaffleCellがある場合)
PCやスマホ ----- 国内のプロバイダ ---- グローバルインターネット ----- WaffleCell --- グローバルインターネット ----- Facebook
「国内のプロバイダ」から見るとこの接続はWaffleCell(例えば皆様の自宅回線)に向かうデータなので規制の対象外となります。ですからFacebookへの接続は問題なく接続可能です。この方式であればFacebookが中国やロシアからのアクセスを遮断しても問題ないです。Facebookから見ると日本からのアクセスに見えるからです。
・それでも遮断される可能性もある
VPN接続をするにあたりロシア国内のプロバイダが特定のデータ(例:VPNに特有なデータ)をすべて遮断することも可能です。こうなるとすべてのアクセスが不可能となります。
・なぜクラウド型のVPNがロシアで遮断されているのか
VPNを無料、有料で提供している業者があります。現在ロシアはその「クラウド向け」データを遮断していると思われます。メジャーなVPN提供業者から遮断しているので、遮断方法としてはVPNをすべて禁止しているのではなく、これらの業者はFacebookと同じ扱いなのでしょう。
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