WaffleCell v1, v2, WaffleCell VM for Aterm について語ろう
連日各種テストを行い、同時に痛風の発作に襲われて少し勢いがない私です。さらに暑さも追い打ちをかけています。そういうわけでYoutubeで時間を潰していたら、虚数(単位)の虚数乗の解説ビデオがありました。その解説を見ていて、「オイラーの公式」を使えば暗算でできるじゃないか!とツッコミを入れたところです。しかしツッコミを入れたところで誰も反応しないのがテレワークです。
i の i 乗
愛の愛情・・・そうか、足りないのは愛なのか。WaffleCellのユーザーに女性が増えればいいのに。
通常サーバーは目の前ではなく「どこか」に置くものです。「どこか」というのは例えば、データセンター(クラウド)です。結果、サーバーに接続するのはデーターセンターの外からとなります。(データセンターで生活をしている場合は別ですが)ですから通常、外部から接続することになります。
言い換えると(1)で書いたグローバルIP(住所)だけでいつでもどこからでもそのサーバーに接続が可能となります。
一方、そのサーバーを事務所に置く場合はどうでしょうか。この場合は2つのIPが必要で、それぞれを使い分けることになります。
 外側からアクセスする場合 xxxxx.wafflecell.com : グローバルIP
 内側からアクセスする場合 l.xxxxx.wafflecell.com : ローカルIP
内外からのアクセスによりアクセス先(URL)が変わるのはユーザーが不便なだけではありません。実は各機能(サーバー用のソフトウェア)内部でも混乱が起きます。
最近私がWaffleCellで動くようにしているサーバーソフトの場合、クラウドで動かすことを前提にしています。さらに「専用機」で動かすことを推奨しています。後者については仕方がないことでなんとか解決できるのですが、前者については場合によっては致命的な問題を起こします。一つ例を出します。
テレビ会議の機能があったとします。このテレビ会議へブラウザ経由でアクセスするとします。内部からアクセスする場合は
l.xxxxx.wafflecell.com/video
だとしましょう。もちろん外部からは
xxxxx.wafflecell.com/video
となります。問題がないように思えます。しかし、もしブラウザで読み込んだソースの中で当然のように(!)
xxxxx.wafflecell.com/video/yyy
にアクセスをしているとしましょう。このアクセス先に l. をつけるわけにはいきません。ですからサーバーを設置している事務所内、自宅内からブラウザで l. をつけてこのテレビ会議システムを使おうとしても、 サーバーにアクセスできない場合が多々あるのです。
このケースの場合、システムの根本的なところから修正をしなくてはなりません。
ところがもし自覚や事務所のルーターが Aterm 2600HM4 ならば・・・そもそも事務所内からも l. が必要ないわけですからこの問題は発生しないのです。
ですから世界中のルーターが Aterm 2600 HM4だったとしたら私の仕事は激減するのです。
Nextcloud+ONLYOFFICEの取扱説明書が完成に近づいています。
また、これらのインストールに必要なWaffleCellのバージョンアップ(システムのアップグレード)の作業も引き続き進めています。もう少しお待ちください。完成しましたら各バージョンごとに順次ご提供を開始します。
Aterm WG 2600HM4というアマゾン限定のルーターがあります。もし世界中のルーターがこれに置き換わったとしたら私の開発は5割楽になります。そして皆様のWaffleCellの使い勝手がとても良くなります。できるだけわかりやすくその理由を説明します。
※ 2回シリーズの(1)です
インターネットには住所に当たるIP番号(アドレス)と呼ばれているものがあり、これには2種類あります。一つは通常の住所に当たるグローバルIP、そして部屋番号にあたるローカルIPです。住所に当たるグローバIPは通常ルーターと呼ばれている通信機器の外側(ビルで言うところの入り口)に割り当てられています。一方ローカルIPは各PCやプリンタ、WaffleCellに割り当てられています。
郵便をあるビル内の会社に送る場合は
 住所(グローバルIP)
 部屋番号(ローカルIP)
が必要です。しかし郵便の場合、一度そのビルまで配達された後は部屋番号(ローカルIP)のみで所定の場所に郵便物は届きます。(注意:203という部屋番号は世界中にたくさんあります。当然です。しかし同じ住所は複数存在しません)
あるPCからプリンタにデータ送る場合はローカルIP(部屋番号に相当する)を知れば十分です。実際に通常印刷する場合はPCからプリンタのローカルIPのみを指定してデータを送ります。インターネットに繋がっていたとしても、滞在中のホテルWIFIから事務所のプリンタに出力できないのはこのためです。プリンタを指定する場合に使うIP番号は部屋番号に相当する「ローカルIP」を使うからです。ホテルのフロントで手紙を手渡し「これ、201号室に届けて」というと、どこに届くか・・・決してあなたが住んでいるマンションの201号室には届きません。同じことです。
このような事情(?)によりインターネットの世界ではローカルIP(部屋番号に相当)とグローバルIP(住所に相当)が存在し、それらは全く別物だということを理解してください。
・PCから同じルーター(部屋に置いてある通信機器)に繋がっているWaffleCellへ
・喫茶店のWIFI経由で自宅にあるWaffleCellへ
つなげるには、違うIPを使っています。前者はローカルIP(部屋番号のみ),後者がグローバルIP(住所)です。なんとなくわかったでしょうか。ですからWaffleCellを使っている皆さんは
 xxxxx.wafflecell.com    -> グローバルIP
 l.xxxxx.wafflecell.com  -> ローカルIP
を使い分けているのです。
※ グローバルIPには部屋番号が含まれていないという通常の住所とは違う特殊性があります。そのために外からグローバルIPを頼りに自宅のルーターへアクセスできたとしても、自宅内のWafflCellやプリンタまでデータは届きません。この問題を解決するために、「ポート」という機能を使います。ここでは詳細を省きます。
もしWaffleCellが今使っているPCと同じルーターに繋がっているとすると、l.のないURLで接続を試みた場合、住所だけを伝えるようなものです。ですからWaffleCellにはつながりません。本来であれば部屋番号にあたるローカルIPが必要なのに!そこでAterm WG 2600HM4の登場です。このルーターは賢いので、
 住所だけを知らされた場合その住所が自分の(同じビルの)住所だとわかると
 部屋番号が足りないと気が付き
 部屋番号を調べ(l.xxxxx.wafflecell.com)
 その部屋に案内する
のです。
この機能を備えているのがこのルーターです。すごい!(弊社とNECプラットフォームズとが共同で開発した機能です)
※ 「NEC Aterm WG 2600 HM4 の凄さ(2)なぜ開発が楽になるのかを解説」に続く
Nextcloud にはTALKというテレビ会議システムがあります。かなり素晴らしいシステムです。もうすぐリリース予定のNextcloud HUBとONLYOFFICEの統合版を使うと、このテレビ会議システムを使いながら、同じ画面で同じ資料(例えば議事録)を参加者全員で編集できます。はっきり言ってグレイトです。
しかしこのTALKには一つ欠点があります。それはクライアント側(WaffleCell側ではない)のCPUを使うということです。理由は簡単です。例えば5名で会議をすると、各自のPCは4名の映像を受信し、かつ4名に映像を送ります。そのため人数が増えるとPCのCPUをかなり使います。結果、5名以上で会議をする場合、そのうち一人のPCのCPUが限界を超え、接続ができなくなることがあります。
Zoomの場合この問題を解決するために各自の映像を一度クラウドに上げ、そこで複数の映像を一つにまとめて各PCに送ります。この方式であれば各自のPCのCPUを使い切ることはほぼなくなります。クラウドの勝利ですね。クソ!
しかしクラウドに負けるわけには行きません。WaffleCellだってZoomと同じサービスを提供できるのです。そこで実験的にJITSIというテレビ会議をWaffleCellに入れられないかを実験中です。
このシステムはZoomと同じ方式を採用しています。Zoomのクラウドに当たる部分がWaffleCellが受け持ちます。ところがこのシステムはWaffleCellに入れるのが難しいです。というのは、他の多くのシステムと同様、JITSIは「専用サーバー用」に設計されているのです。実際、手元にまっさらなサーバーがあれば、SITSIのインストールは簡単です。すぐにできます。ある程度サーバーの知識があれば、苦労をせずにこの機能を利用できます。しかしそのサーバーに既に何かアプリが入っている場合はそうは行きません。また、JITSIを入れたサーバーに他のサービスを入れると「すべて」が動かなくなる可能性があります。
※ 実はONLYOFFICEの場合も同じ問題があります。実際にONLYOFFICEの開発元では専用サーバーを設置することを推奨しています
WaffleCellの設計思想とは大きく違うのです。
そういうわけで私の週末はしばらくホテルにこもることになる?のかな?
以前「美穂の旅」というサイトを運営していた関係で旅行業者の知り合いも多いです。その関係で昨年は東京都のテレワーク助成金※を利用してWaffleCellを導入していただいたところも多く、そのときにその危機的な状況を直接聞いていました。そういう状況下でもいろいろと工夫をしている会社もあります。先日偶然あるビジネスホテルがチェックイン7時、チェックアウト22時という、39時間滞在プランを設けていることを知りました。ほぼ二日間で4千円です。ホテルの評判も悪くありません。実際とても清潔感のあるホテルでした。
※ 今年もあります。利用したい場合はぜひご連絡ください
そこで先週末、土日に39時間篭ってみました。理由はNextcloud+ONLYOFFICE統合の最終作業を集中してやりたかったからです。
朝7時にチェックインをし、近くの立ち食いそばで朝食を取りました。そしてインストーラの確認とバグ修正作業をしました。夕方近くの宅配ピザ屋でラージサイズ(35cm)のピザを注文し(受け取りに行ったので半額)、その後も夜中まで作業を続けました。このサイズのピザだと、土曜日の夕食、日曜日の朝食、昼食までまかなえます。2千円で3食ですから悪くはありません。
もちろん日曜日も篭ったまま、22時のチェックアウトまで一度もホテルから出ることなく作業を続けました。なんだか人気作家になった気分で、悪くないです。えへへ。
ということで、どのようなスタイルで仕事をしたかということを簡単に説明します。
ホテルに持ち込んだもの
 ノートPC(データも開発ツールも入っていない)
 マウス
会社に設置しているもの
 開発用のWaffleCell3台
すべて遠隔操作です。私の場合はすべてWaffleCell標準の仮想デスクトップを使っています。事務所で仕事をする環境との違いはPCのモニターサイズだけです。ホテルで使っているPCの画面に映し出されるのは普段、事務所で仕事をしている画面と同じです。完全なるテレワークです。
そういうことで、近いうちにまた、篭って仕事をしたいと思っています。次回は入浴剤持参で。
この統合では1台のWaffleCell(VMも含む)内でNextcloudもOnlyOfficeも動きます。しかし2台のWaffleCell(物理的に離れていていることが前提)のそれぞれにNextcloudとOnlyOfficeをインストールして使うことも可能です。(統合するツールはしばらくしてご提供予定です)
マニアックな使い方です。こういうことは好きな人はいるのです。
Nextcloudはファイル共有をする素晴らしいサーバーアプリです。Dropboxよりもすごいです。
ONLYOFFICEはオンラインでOfficeファイルを編集できるこれも素晴らしいサーバーアプリです。複数人が同時に編集できます。
この2つが統合されると素晴らしい世界が実現します。そして2年ほど前にこの二者は協力関係を結ぶことになりました。
しかしどこかで何かがおかしくなったのです。アプリの統合はユーザーにとっては最高の組み合わせです。実際、弊社では2年近く社内でこの組み合わせを使っています。WaffleCellの取扱説明書もこの組み合わせで作成しました(しています)。しかし昨年からこの2つのソフトの開発者間であまりよろしくない動きがありました。そしてとうとう、NextcloudはONLYOFFICEとの決別に近い声明を出したのです。決別の理由はオープンソースの根底にある難しさに由来しています。
オープンソースの原理主義者がいます。彼らはオープンソースの開発者が売上を立てるために無料ソフトに制限をかけることを許しません。
一方でソフト開発者には生活がかかっています。どのオープンソースの開発者(開発に貢献をするボランティアたち)の中には原理主義者がいます。これが問題を引き起こす理由の一つです。
NextcloudはONLYOFFICEに変わり、Collaboraという編集ソフトと今後協力関係を結ぶということです。(しかしどう控え目に見てもONLYOFFICEの方が優れたソフトです)困ったものです。
ではNextcloudとONLYOFFICEを統合して使いたい場合はどうするかです。答えは簡単。しかし実現は難しいです。こうなります。
 Nextcloudを自前で用意する
 ONLYOFFICEも自前で用意する
 通常は2つのサーバーにそれぞれを入れて動くようにする
 2つを結合する
 もし1台のサーバーで両者を動かしたいならば苦労して同じサーバーで動くようにする
 統合できるかどうかは自己責任で
例えばこんな感じです。(中心となる作業の説明で技術者向けの資料です)
  https://www.linuxbabe.com/ubuntu/integr … onlyoffice
現在弊社では、WaffleCellでこれらを統合するためのインストーラーのチェックをしているところです。もうすぐ誰でも簡単にWaffleCell上でこの2つが融合した形で利用できるようになります。Yay!
昨日、2021年5月10日に東京都からテレワーク関連の助成金の詳細が発表になりました。
https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-ka … _taishogai
前年度との違いは
 雇用保険に入っている社員の人数が3名から1名に変更
 上記1名以外に常勤1名がいれば申請可能
という点です。助成総額については前に書いた通りです。
先日、打ち合わせにNextcloud HUBのTALK(オンライン会議システム)を利用した。これはNextcloud HUBのリリース前の動作確認を兼ねた打ち合わせ。
このTALKではOfficeファイルを編集しつつ、会議が行える。例えばWordファイルを開いて議事録を参加者が同時に編集しながら会議を進行できる。すばらしい!もちろんエクセルやパワポファイルも同意にみんなで編集しながら会議を行える。
先日あった知り合いのコンサルタントは、パスワードをランダムなものを利用してました。もちろん覚えられないからその都度スマホに保存しているパスワードを見ながら打ち込んでいました。パスワード管理は大変ですね。
WaffleCell上で動くNextcloudはユーザー登録の際に「よく使われる500万件のパスワード」は使えないようになっています。言い換えるとNextcloud内のデータベースにはこれらのパスワード(おそらくそのハッシュ=文字の特徴付ける暗号のようなもの)が登録されているのでしょう。言い換えるとよく使われているパスワードは間違いなく漏洩していて、流通すらしているということです。
一方、パスワードの管理の理想は「記憶する」です。人が想像できないようなものでかつ記憶できるパスワードが重要だということです。ちなみに以前私がお手伝いをしたネット犯罪事件では、犯人がHDDを暗号化していました。しかしそのパスワードを自白しなかったので捜査当局は証拠を見つけるためにそのパスワードを見つけ出す必要がありました。そして努力の結果、そのパスワードを発見したのです。それは・・・・以前彼が刑務所に入っていたときの同室受刑者の誕生日でした。パスワードを騙し取り犯罪に利用した犯人が、自分のパスワード管理に失敗したという皮肉です。
ということで私の場合です。私はストーリーを作り記憶しています。ストーリーなので忘れません。でも長いです。例えば
hanakosannhaBANANAgadaisuki!
警察でも想像できないであろうパスワードです。ダハハハハハ。どうだ、参ったか!
※ WaffleCell購入者には希望があれば私が高等検察庁のお手伝いをした事件をベースとしたセキュリティの教科書を差し上げます。場合によっては講習会も開かせていただきます。講習会は30分程度です。
連休中、関係者の協力を得て、Nextcloud HUB+ONLYOFFICE のインストールの実験をしています。これまで問題もなく順調にテストが進んでいます。
今日こういう記事が出ていました。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/ … index.html
「無料だったけど有料にします」というクラウド業者がよくやる手です。知り合いのカメラマンはAmazonで似ているような「仕様変更」で困り果て、WaffleCell を導入しました。無制限に使えるという謳い文句に騙されて、大量のデータをアップロードし、ダウンロードは有料になるという驚きの展開だったそうです。
トランプ元大統領のファイスブックアカウントが凍結されたことを同社「第三者」機関が容認したというニュースがありました。もしこれが小さなSNS、影響力がないSNSであれば問題はないかと思いますが、登録ユザー数が億の単位である大手がこのようなことをすることはいいのであろうかと思ってしまいます。フェイスブックだけではなく、トランプさんのアカウントはTwitterでも無期限で「削除」されたということです。私のアカウントが削除されたとしても誰も困らないし社会的なインパクトはないですが、大国の(元)大統領が対象となると話は違います。
もし大手SNSの思想と違うユーザーのアカウントを削除できたら国家の方針を左右するのが民間企業になる可能性もあるということです。
民間企業は自由にこのようなことを決められるという意見があります。ところが一方で米国の場合は「ユーザーが問題になるような情報を流してもプラットフォームビジネスをしている企業にその責任は及ばない」という法律があります。ここに矛盾を感じます。SNSのようなプラットフォームビジネスを行っている企業はユーザーの問題発言に対して国家により保護されているのです。
このような問題は以前から議論されていました。そしてSNSの分野でも国家や企業が影響を及ぼしづらい分散型ソフトウェアを開発した天才たちがいます。たとえばTwitterのような機能を提供するMastdon、そしてファイスブックのようなDiasporaがそのようなソフトです。
https://itsfoss.com/mainstream-social-m … ternaives/
彼らの努力にもかかわらず、これらの「正しい」「分散型=企業や民間の影響を受けづらい安全なシステム」は普及していません。その理由はこれらを動かすサーバーの数が圧倒的に少ないからです。仮に私達が個人の管理下にあるサーバーで上記のような分散型のSNSを動かしたらインターネットが本来目指していた自由な通信インフラが完成します。
ということで私が何を言いたいのかご察しいただけたかと思います。
Nextcloudのバージョンアップ作業をすすめています。当初NC20をご提供の予定でしたが、最新版の21をリリースすることになりました。今回のバージョンアップでは互換性を維持するために以下のライブラリ(部品群)も合わせてアップデートします。
 スクリプト言語 PHP 7.0 -> 7.3
 データベース MariaDB 10.1 -> 10.3
NC21の特徴は
 Officeファイルを直接閲覧、演習が可能(同時に複数人が編集可能)
 コミュニケーション機能の充実(チャットなどのコミュニケーション機能)
 TALK(ビデオ会議)中に同じ画面でのOfficeファイル編集機能
リリース時期については決まり次第ここでお知らせいたします。
TALKで通話中にPDFやPowerpointなどのOfficeファイルを同時編集できる。(MS Officeを必要ない)
通常版WaffleCellを動かすサーバーPCではなく、WaffleCell VMを載せるWindows PCの話です。
WaffleCellは「サーバー」なので自宅や事務所に設置して使います。常設です。持ち運びはしません。置きっぱなしにします。VM版の場合、その「本体」となるPCはWindows10が動き、それなりのスペックがあればハードウェアを選びません。そこで選択肢としては
 ノートPC
 デスクトップPC(小型も含む)
から選ぶことになります。いままで、どちらかというとノートPCがいいのではないかと考えていました。理由は
  バッテリーバクアップがついている(停電に強い)
  キーボードやマウス、モニターがある(メンテがしやすい)
一方、ノートPCは割高で、デスクトップと比べて故障率が高いのが難点です。そこでこのゴールデンウィーク中に知人宅に設置したWaffleCell VMの例をご紹介します。今回は超小型デスクトップPCです。
 価格/2万7千円
 サイズ/手のひらに乗る大きさ
 メモリ/8GB
 SSD/内蔵256GB 外付け1TB(USB3.0接続タイプで1.2万円)
 OS/Windows Pro
そうなんです、Windows Proを搭載しています。Windows ProにはLAN内からであれば簡単に遠隔操作ができるRDP機能がついています。すなわち普段使っているPCから遠隔操作が可能です。WaffleCell VMを動かすこのPCにはモニタやキーボード、マウスが必要ないということになります。
ということでバッテリー以外のデメリットはこの組み合わせで解消した頃になります。
今回このWaffleCellには近日リリース予定のNextcloud最新版(20でなく21!)を搭載しています。この知人(ご本人と奥様はそれぞれ会社を持ち、ご自宅で仕事をされている)の仕事のスタイルが大きく変わるはずです。
知人が新しいメールアドレスがほしいというので、知人の自宅で動いているWaffleCeにその場でメールサーバーをインストールした。(VPNを経由して)
 Postfixメールサーバー
 VPN-Webメール
 モバイルMail
 VPN WEBメール設定
インストールにかかった時間は約10分。ブラウザで使えるようにとりあえずした。
おそらくその知人は理解していないと思うが、この作業により、自宅のWaffleCell内で「メールサーバー」が動くようになったのだ。自宅にメールサーバーを持っている人はそう多くはないと思う。
弊社内でのNC、ONLYOFFICE の置き換え作業がはじまりました。
しばらく動作確認をして皆様に順次ご提供を開始します。
※ 弊社内では通常と違う仕組みでONLYOFFICEを1年以上利用していました
東京都は2021年4月28日に今年度も「テレワーク助成金(テレワーク促進助成金)」が実施されることを発表しました。
  常時雇用する労働者の数が30人以上999人以下     250万円     2分の1
  常時雇用する労働者の数が2人以上30人未満     150万円     3分の2
が助成されます。
https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-ka … esoku.html
例えば
 社員が利用する自宅用PC
 WaffleCell
 上記設置、設定
 セキュリティ講習会
などが助成の対象となります。ただし対象は「テレワークに関わるもの」に限ります。
申請受付は5月10日からです。本件に関して、お気軽にお問い合わせください。
この手のひらサイズのPCには有線LANポートがついていません。そこでWifiでネットに接続しています。
----光-----[ルーター(Aterm WG2600HM4)]-----WIF-----[PC(Wafflecell)]
ところが社内からこのWaffleCellに接続するには社内の別の回線経由となります。(弊社の場合複数の回線があるため)そこで社内ネットワークと接続するために、USB LANアダプタを利用しこれも上記PCに接続しています。WaffleCellには二本の回線に対応した設定ソフトがあり、比較的簡単にこの作業ができます。ところが、Windowsの問題だと思うのですが、有線LAN(USB)で接続されているとWifiの自動接続に失敗することが頻繁にあります。
ということで、簡単なBATファイルを作り、WIFI接続を自動化しています。以下、参考までにそのバッチファイルです。180秒ごとに接続をチェックしています:
:loop
  netsh interface show interface | find "Wi-Fi" | find "接続"  /I /C
  echo %ERRORLEVEL%
  IF %ERRORLEVEL% equ 0 goto :connected
  netsh wlan connect name=*****
  timeout 5 > nul
goto :loop
:connected
echo I'm connected.
timeout 180
goto :loop
保存は必ずAnsiで。nameのとろこはWifiの名前に合わせます。先頭に echo off を入れるといいかもしれません。
弊社の環境ではVM版も非常に安定して動いています。
※ ただしWindowsの場合頻繁にアップデートがかかりそれに伴う再起動はありますが
WaffleCellの場合、一つのホストで一つのサーバーが関連付けられている関係で、同じプロダクトIDでの異なるホスト名での運用はできません。
ただし以下の手順にて対応させていただきます。support@teglet.co.jp宛に以下の情報をお送りください。
・プロダクトIDの写真
・現在利用しているホスト名
上記のホスト名とプロダクトIDの関連を確認後、ただちに「ホスト名を無効」としサイド設定できるようにいたします。
よろしくお願いします。
WindowsやMac、スマホで複数のアプリを動かすことは難しくないです。理由は複数を同時に動かすようにこれらのOSやアプリが作られているからです。ところがサーバーの世界は違います。なぜか・・・・
不思議なことにサーバーの場合、中で動いている各ソフトがてんでんばらばらです。同じ人がサーバーを10台構築した場合、同じサーバーOSをベースとしたとしてもほぼ間違いなく10台が微妙に違います。例えばA,B,C,Dという4つのソフトウェアが各サーバーで動いているとしましょう。サーバーは「手作り」なので構築した時期によりそれぞれのバージョンが微妙に違うのです。
アプリを作る側も勝手気ままです。例えば上のA,B,C,Dの4つのソフトがデータベースを使うとします。するとそれぞれの開発者は「指定」のデータベースやそのバージョンを勝手に決めます。AはデータベースXのバージョン2を指定し、BはデータベースYのバージョン1を、CはデータベースXのバージョン3以上を・・・という具合です。
そもそもサーバーで動くソフトを開発している人たちは彼らのソフトウェアが動く「専用」サーバーをユーザーが作ればいい、と思っています。
結果、私や弊社の技術者は日々悩むのです。そしてWaffleCellをメジャーにすることでソフトウェア開発者たちがWaffleCellで他のソフトと干渉しないように作り込むようになることを夢見ているのです。